本を読まなくなって久しい。最近業務上のごく単純な会話すら言い淀んだり噛んだりすることが多く、本を読まなければいけないな、と思うなどしていた。口語において、いくらか砕けたところで大きな問題にはならないとはいえ、それでも文法ってとても大事だと思う。まあ私はそれ以前の問題で躓いているのだけれど…。

 

毎日毎日、汚泥で窒息するような切実さもないまま死を願っている。私の基準では幾らか軽率であるとはいえ、これ程毎日続いていると少し心配になる。無理矢理にでも楽しい用事を押し込まないと潰れてしまいそうだけれど、そんな元気もなかなかなくて、休みの日は気持ちばかりが焦りほぼずっと泣いている。そんなんじゃ駄目だ。なんとかしなくてはいけない。でもどうやって?

 

航空券を調べて、都内発と比べると随分値が上がる地方のそれに肩を落としていた。

18きっぷも出来れば今年は使いたい。けれど、と何のリスクも負いたがらない私の一部が心労ばかり重くしていく。旅ってもっと楽しいものだろうが。リスクじゃなくて対策を考えろよ、と思うのだけれど、すぐに対応できない自らの愚鈍さにまた落ち込んだりしている。何一つ学ばないし堂々巡りばかりで、もう何年生きているんだろうなあ。ほんとうに、そんなに生きてどうするつもりなの。

 

出来れば北海道にも行きたいし、関東にも行きたいし(鉄道博物館もいいなあ)、京都には死ぬまでに一度は会いたい友人がいるし、韓国もまた行きたいし、何ならほかの海外にも行きたいし、金沢も、奈良も、福岡も、とにかくどこにだって行きたい気持ちはあるのになあ。しにたい、という、平仮名でいうと四文字、画数でいっても十足らずのその言葉に毎日翻弄されて馬鹿みたいだ。元々馬鹿だけれど、そういった方面に限ってもっともっともっともっと馬鹿になるべきなんだ。希死念慮?なにそれ?そんなことよりさあ、来週〇〇ってお祭りあるじゃん?道中に何か知らんけど美味しい何かもあるらしいしさ、行こうよ! みたいな、抜群の能天気さを身に着ける訓練をした方がいい。元来コミュニケーション能力が高い人間はさておき、私みたいな陰鬱とした低能の中には脳にヘリウムを詰めた方が良い種類の生き物ってきっといる。支離滅裂に拍車がかかっているのはアルコール9%350mlの2本目が空きかけたからだと思う。

 

明日も仕事なので、たぶんそろそろ眠った方が良い。
きっと明日も仕事中に辛くなる。横になりたくなる。パニックを起こしかける。

けれどそんなこと、誰も興味がないんだよ。
心を潰してがんばりなさいね。
(みなさまは何卒ご自愛のもと、穏やかに良い日を過ごせますように。)